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無用
別な
言でいふと
零れ
種だ。だから母夫人の腹に、腹の違ツた
兄か弟が出来てゐたならば勝見家に取ツて彼は
無用の
長物であツたのだ。
醜男面に
假面は
無用ぢゃ!(と假面を
抛出しながら)
誰れが
皿眼で、
此見ともない
面を
見やがらうと
儘ぢゃ!
出額が
赧うなるばかりぢゃわい。
Jesu Maria! どれほど
苦い
水が
其蒼白い
頬をローザラインの
爲に
洗うたことやら?
幾何の
鹽辛水を
無用にしたことやら
“無用”の意味
《名詞・形容動詞》
無用(むよう)
なくてもよいもの。いらないこと。
役に立たないこと。
用のないこと。
してはいけないこと。禁止。
(出典:Wiktionary)