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赧
ふりがな文庫
“赧”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あか
90.0%
あから
6.0%
か
2.0%
あこ
1.3%
たん
0.3%
アカ
0.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あか
(逆引き)
すぐ顔を
赧
(
あか
)
らめるやうな愛すべき人で、学生相手に下手な常磐津を唸つてきかせ、碁は五級だが常磐津は五段だなどと威張つてゐる。
市井閑談
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
赧(あか)の例文をもっと
(50作品+)
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あから
(逆引き)
琅玉はポッと顔を
赧
(
あから
)
め急に狼狽しはじめた。しかし彼女は次の瞬間には女官らしく威厳を取り返えし此様に
徐
(
おもむ
)
ろに云うのであった。
喇嘛の行衛
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
赧(あから)の例文をもっと
(18作品)
見る
か
(逆引き)
児玉先生とこの話をした時、私は恥かしさで
真
(
ま
)
っ
赧
(
か
)
になったが、よいあんばいに児玉さんは私たちの夫婦関係の真相を知らない。
鍵
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
赧(か)の例文をもっと
(6作品)
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▼ すべて表示
あこ
(逆引き)
震える手で
明
(
あかる
)
い処へ持出して、顔を見られまいと、
傍目
(
わきめ
)
も
触
(
ふ
)
らず、血の上った
耳朶
(
みみたぶ
)
を
赧
(
あこ
)
うして、可愛らしく
畏
(
かしこま
)
って、
右見左見
(
とみこうみ
)
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
赧(あこ)の例文をもっと
(4作品)
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たん
(逆引き)
同時にいまさらのように、そのとき不注意にわきみをするとか隣のものに話しかけるとしたかも知れなかった自分をふり返ってわたしは
赧
(
たん
)
ぜんとした。
雷門以北
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
赧(たん)の例文をもっと
(1作品)
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アカ
(逆引き)
楠山正雄さんの書かれた羽左衛門の芸格の由来する所を説かれたもの——日本演劇、昭和二十一年——などを思ひ返すと、私などの書くと言ふことだけで、
赧
(
アカ
)
い顔の出るを感じる。
市村羽左衛門論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
赧(アカ)の例文をもっと
(1作品)
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赧
漢検1級
部首:⾚
12画
“赧”を含む語句
真赧
赧然
赧顔
赧黒
愧赧
打赧
眞赧
薄赧
赧々
赧羞
赧茶
“赧”のふりがなが多い著者
谷崎潤一郎
室生犀星
徳田秋声
山川方夫
横光利一
林芙美子
中島敦
織田作之助
中里介山
久生十蘭