“アカ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:あか
語句割合
37.5%
25.0%
12.5%
主義者6.3%
共産主義6.3%
6.3%
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アカるいところへ連れてきたら泣きやめた児だつた
行乞記:01 (一) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
二十四日に生れてはじめての遠足に日吉台へ行って苺とる由。咲のおぽんぽ大分雄大です。太郎「アカこちゃんの顔が早く見たいや」と云って居ります。
古事記の、日本紀と区別せられる一つの大きな点は、宮廷詩——大歌——の由来を説き、又其によつて歴史を説きアカさうとしてゐることである。志都歌にはオノヅカら志都歌としての立ち場があつた。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
主義者アカ以外に、そんげな奇妙な活躍する人間はおらんがな。現在、そこいらで地下運動をやっとる赤の活動ぶりソックリたん。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうしてチェッキが出来たらアンタ自身にソレを持って駅で待っていて頂戴ね。用心しなくちゃ駄目ですよ。十分に荷造りしてね。このごろ、こっちへ共産主義アカが入り込んだってね。
女坑主 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
リョウノ太キ格子コウシヘダテテ訪ネ来ル手ハ、黄八丈キハチジョウノ着物ニ鹿シボリノ広帯ヲ締メ、オ河童カッパニ三ツノアカキ『リボン』ヲ附ク、今ヨリ約十八年ノ昔ナリ。名乗リ出デヨ吾ガ双生児ノ同胞ハラカラ
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
楠山正雄さんの書かれた羽左衛門の芸格の由来する所を説かれたもの——日本演劇、昭和二十一年——などを思ひ返すと、私などの書くと言ふことだけで、アカい顔の出るを感じる。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)