“格子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうし73.9%
かうし19.7%
ごうし5.0%
がうし0.5%
カクシ0.5%
コウシ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日の暮れるころには、村の人たちは本陣の前の街道に集まって来て、梅屋の格子先あたりから問屋の石垣の辺へかけて黒山を築いた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
が和泉屋の戸締りは鐵の藏のやうに嚴重で、土臺下を掘つて入つた形跡がなく、格子一本々々にも、少しのゆるみもありません。
足を拭いていると、帳場格子にいた会田屋の老主人が、ちらと見て、初めて気がついたように筆を耳にんで出てきた。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お照さんは歌を二つより持つて来なかつた。今日は菊五郎格子の着物も着て来なかつた。お納戸地のあらい井桁の羽織を着て居た。可愛い顔をした人だと今日も思つた。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
ヒ→ウ(「」がオトウト、「」がヲウト、「喚ばひて」がヨバウテ、「酔ひて」がヱウテなど)ク→ウ(「格子」がカウシ、「口惜しく」がクチヲシウなど)
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
ノ太キ格子テテ訪ネ来ル手ハ、黄八丈ノ着物ニ鹿リノ広帯ヲ締メ、オ河童ニ三ツノキ『リボン』ヲ附ク、今ヨリ約十八年ノ昔ナリ。名乗リ出デヨ吾ガ双生児ノ同胞
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)