“錠前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうまえ78.4%
ぢやうまへ18.9%
でうまへ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古い長持であったから、それで錠前じょうまえ刎切はねきれたものであろうけれど、それにしても中からそれを刎切るのは容易な力でありません。
ドアに飛びついて、死物狂ひになつて錠前ぢやうまへを搖すぶつた。そとの廊下に跫音あしおとが駈けて來て、鍵がはづされて、ベシーとアボットが這入つて來た
町内てうない一の財産家ものもちといふに、家内かない祖母ばゞ此子これこ二人ふたりよろづかぎ下腹したはらえて留守るす見渡みわたしの總長屋そうながや流石さすが錠前でうまへくだくもあらざりき、正太しようたさきへあがりて風入かぜいりのよき塲處ところたてゝ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)