“財産家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ものもち60.0%
ざいさんか40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉢ものをかしく並びて、軒につり忍艸しのぶ、これは正太がうまの日の買物と見えぬ、理由わけしらぬ人は小首やかたぶけん町内一の財産家ものもちといふに、家内は祖母と此子これ二人
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これは正太がうまの日の買物と見えぬ、理由わけしらぬ人は小首やかたぶけん町内一の財産家ものもちといふに、家内は祖母ばば此子これ二人、よろづかぎに下腹冷えて留守は見渡しの総長屋
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なげはうも、なげられるはうも、へと/\になつてすわつたが、つたうへ騷劇さうげきで、がくらんで、もう別嬪べつぴんかほえない。財産家ざいさんか角力すまふひきつけでるものだ。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
第三番だいさんばん阿倍あべ右大臣うだいじん財産家ざいさんかでしたから、あまりわるごすくはたくまず、ちょうど、そのとし日本につぽん唐船とうせんあつらへて火鼠ひねずみ皮衣かはごろもといふものつてるようにたのみました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)