“唐船”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からふね63.6%
とうせん18.2%
からぶね9.1%
たうせん9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じつは唐船からふねが相変らず停ったも同様なので、自分で船を二そうもってみました。株を買ったのか。いや、と信助は口をにごした。
第三番だいさんばん阿倍あべ右大臣うだいじん財産家ざいさんかでしたから、あまりわるごすくはたくまず、ちょうど、そのとし日本につぽん唐船とうせんあつらへて火鼠ひねずみ皮衣かはごろもといふものつてるようにたのみました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
唐船からぶねが停ったも同様なありさまですから。どうしたのだ。明国の戦乱がまだ片づかないのです。明軍はまだもちこたえているのか。そんなようです、と信助が云った。
花に似し人を載せたる唐船たうせんに大君ふきぬ春の山かぜ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)