“からふね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唐船77.8%
空舟11.1%
空船11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はじめて唐船からふねがあの長崎の港に来たのは永禄えいろく年代のことであり、南蛮船の来たのは元亀げんき元年の昔にあたる。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
急灘きゅうなんを落ち尽すとむこうから空舟からふねのぼってくる。竿も使わねば、櫂は無論の事である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「おい大変だぞ。此船これ空船からふねなんだ。人っ子一人居やしない」