“大資産家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおかねもち50.0%
だいしさんか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その郵便局の天幕のうちに、この湯女ゆな別嬪べっぴんが、生命いのちがけ二年ごしに思い詰めている技手の先生……ともう一人は、上州高崎の大資産家おおかねもちの若旦那で、この高島田のお嬢さんの婿さんと、その二人が
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大資産家だいしさんかなららず、そうでないものが、一万円まんえんのらんをもとめるというのは、よほどの好者こうしゃですね。それも全財産ぜんざいさんをただの一鉢ひとはちのらんにえたというのですから、おどろくじゃありませんか。
らんの花 (新字新仮名) / 小川未明(著)