“一鉢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとはち90.9%
いっぱつ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なつは、水草みずくさはいいものだ。あれを一鉢ひとはちってもわるくないな。」と、わらいながら、おきゃくはなしとはまったく関係かんけいなしにかんがえていたのでした。
ガラス窓の河骨 (新字新仮名) / 小川未明(著)
だから、する事が、ちつともしまりがない。縁日へひやかしになど行くと、急に思ひ出した様に、先生松を一鉢ひとはち御買ひなさいなんて妙な事を云ふ。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
一鉢千家飯 孤身送幾秋ヲカ 一鉢いっぱつ千家の飯、孤身幾秋をか送る
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)