“水草”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みずくさ35.5%
みづくさ16.1%
みくさ9.7%
ミクサ9.7%
すいそう6.5%
みずぐさ6.5%
すいさう3.2%
すゐさう3.2%
みぐさ3.2%
みづぐさ3.2%
(他:1)3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“水草”を含む作品のジャンル比率
言語 > 日本語 > 文法 語法25.0%
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術史 美術史20.0%
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学(児童)15.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
世間せけん一般に今ショウブと呼んでいる水草みずくさを菖蒲と書くのは間違いで、菖蒲は実はセキショウの中国名である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
このかめは夏まで水葵みずあおいと称する水草みずくさが茂っていたがその後烏の勘公が来て葵を食い尽した上に行水ぎょうずいを使う。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どろだらけなさゝがぴた/\とあらはれて、そこえなくなり、水草みづくさかくれるにしたがうて
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
この水草みづくさはまたとしひさしく、ふねそこふなばたからいて
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
入海いりうみの浅瀬の水草みくさ日にねむる手樽てだるの駅をわが過ぎにける
東北の家 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
たまさかにきたり眺めし山の池早や美くしう水草みくさ生ひにけり
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
それあの山部の何とか言つた、地下ヂゲビトの歌よみが、おれの三十になつたばかりの頃、「昔見しフルき堤は、年深み…年深み、池の渚に、水草ミクサ生ひにけり」とよんだ位だが、其後が、これ此樣に四流にも岐れて榮えてゐる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
それあの山部の何とか言つた、地下ヂゲビトの歌よみが、おれの三十になつたばかりの頃、「昔見しフルき堤は、年深み……年深み、池の渚に、水草ミクサ生ひにけり」とよんだ位だが、其後が、これ此樣に、四流にも岐れて榮えてゐる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
彼等は水草すいそうを追うて居を変ずる沙漠さばくの住民のごとく、きりの木を去ってひのきの方に進んで来た。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それはぬらぬらと気味悪く、妖魔の手でも有るかのように、水草すいそうにも血が通い、脈が打っているかと怪しまれる程。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
もくり……と毒水どくすい波紋はもんがよれたかと思うと、せになった水死人すいしにん水草みずぐさの根をゆらゆらとはなれる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
底には細長い水草みずぐさが、往生おうじょうして沈んでいる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
植物質ちよくぶつしつのものにして今日迄に石器時代遺跡せききじだいいせきより發見されたるはひし、胡桃の、及び一種の水草すいさうの類にして、是等はただ有りのままの形にて存在そんざいしたるのみ。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
沼のぬくみのうちにほころびる水草すゐさうの肌のやうに、
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)
おまへの眼のなかにはあをい水草すゐさうのかげがある。
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)
さもこそは寄るべの水に水草みぐさゐめ今日のかざしよ名さへ忘るる
源氏物語:42 まぼろし (新字新仮名) / 紫式部(著)
四方の壁には大きな水草みづぐさの中からふき出てゐる、綿のやうな蜘蛛くもの網が、一ぱいたれてゐます。
湖水の鐘 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
秋づけば、「水草ミクサノ——尾花の類——花乃阿要奴蟹ハナノアエヌカニ」思へど、知らじ。タヾに逢はざれば(同巻十)
副詞表情の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)