“水溜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みずたま37.7%
みずたまり29.5%
みづたまり11.5%
みずため4.9%
みづたま4.9%
みづだまり3.3%
たまり1.6%
みずた1.6%
みずだま1.6%
みずだめ1.6%
(他:1)1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“水溜”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究9.1%
文学 > フランス文学 > 小説 物語7.7%
文学 > 英米文学 > 小説 物語3.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と、彼は口の内でこんな事を云って、水溜みずたまりを飛越えたりして居った。それでもれは愉快な遊戯には相違なかった。
偽刑事 (新字新仮名) / 川田功(著)
ルピック夫人——その水溜みずたまりはなにさ。へっついがびしょびしょじゃないか。これで、綺麗きれいになるこったろう。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
ピカピカと磨上みがきあげたくつよごすまいと、にわ水溜みずたまり溜息ためいきをする。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
道の上の、水溜みずたまりには、水の色が静かに澄んで、悠久ゆうきゅうに淋しい流れている空の姿を映している。
凍える女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ピカ/\と磨上みがきあげたくつよごすまいと、には水溜みづたまりけ/\溜息ためいきをする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
黒ずんだマロニエの木立こだちに白樺がまじつて居て落葉おちばの中に所所ところどころ水溜みづたまりが木の影を映して居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
片隅の竹囲いの中には水溜みずためがあってあひるが飼うてある。
車上の春光 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
腹にうろこがあるけれど、蜥蜴とかげでもなく、背中にいぼがあるけれど、がまでもなく、古い石灰かまどやかわいた水溜みずためなどの中に住んでいて、まっ黒で毛がはえ
森の中の小さな水溜みづたまりのあしの中で、さっきから一生けん命歌ってゐたよし切りが、あわてて早口にひました。
よく利く薬とえらい薬 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
すると今度は、林の中の小さな水溜みづたまりのあしの中に居たよしきりが、急いで云ひました。
よく利く薬とえらい薬 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
お皿のある怪しげな河童が水溜みづだまりのなかでぼちやぼちややるのもある。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
雨上あめあがりの路はぬかるみ、水溜みづだまりには火影ほかげうつる。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
七兵衛は勝手の戸をがらりと開けた、台所は昼になって、ただ見れば、裏手は一面の蘆原あしはら、処々に水溜たまり、これには昼の月も映りそうに秋の空は澄切って、赤蜻蛉あかとんぼが一ツき二ツ行き
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
稲が刈り取られて林の影がさかさに田面に映るころとなると、大根畑の盛りで、大根がそろそろ抜かれて、あちらこちらの水溜みずためまたは小さな流れのほとりで洗われるようになると、野は麦の新芽で青々となってくる。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
麦畑むぎばたけ牧場ぼくじょうとはおおきなもりかこまれ、そのなかふか水溜みずだまりになっています。
四角な野菜畑、月の光に輝いてる瓜畑うりばたけ鐘形覆しょうけいおおい、古い水溜みずだめなどが
若い社員は投身みなげをするにも、同じ事なら東京の水溜みづだまりでしたいやうな口ぶりで言つた。
落ちたのは水溜みづだまりの中で、香川氏は草鞋わらぢのやうにづくづくになつてゐた。