“牧場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきば70.0%
ぼくじょう18.3%
ぼくぢやう6.7%
ガナデリヤ1.7%
ぼくじよう1.7%
まき1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、そこの牧場まきばの片隅の、大きな立木たちぎの二三本ある陰で、牡牛が一匹の熊を相手に、じっと睨み合いをしているじゃありませんか。
(新字新仮名) / 久米正雄(著)
はたけえ、牧場ぼくじょうえてはしってくうち、あたりは暴風雨あらしになってて、子家鴨こあひるちからでは、しのいでけそうもない様子ようすになりました。
いつかカツフエ・プランタンの窓は広い牧場ぼくぢやうに開いてゐる。その又牧場のまん中には丸焼きにした雞が一羽、首を垂れて何か考へてゐる。……
春の夜は (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
午後四時半に始まり、牛を次々に六頭殺して夕方に終るのがきまりで、牛はいずれも一定の牧場ガナデリヤで訓練された四歳から六歳までの猛牛である。
闘牛 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
譬へば羊百千の群牧場ぼくじように混ずるを
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
その恩滴したゝりは野の牧場まきをうるほし、小山はみなよろこびにかこまる。牧場はみなひつじの群を、もろ/\の谷は穀物たなつものにおほはれたり。彼等はみなよろこびてよばはりまたうた
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)