“ぼくじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
牧場73.3%
濹上13.3%
卜定6.7%
牧杖6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牧場ぼくじょうのうしろはゆるいおかになって、その黒いたいらな頂上ちょうじょうは、北の大熊星おおくまぼしの下に、ぼんやりふだんよりもひくく、つらなって見えました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
花時濹上佳 〔花時かじ 濹上ぼくじょう
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
伊勢へ女王が斎宮になって行かれたことはあっても、加茂の斎院はたいてい内親王の方がお勤めになるものであったが、相当した女御腹にょごばらの宮様がおいでにならなかったか、この卜定ぼくじょうがあったのである。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
高僧は牧杖ぼくじょうと僧帽を身につけており、貴族は礼服と冠をつけ、埋葬を目前にひかえて安置されているようだ。