“佳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
57.4%
36.0%
4.1%
よし1.2%
いい0.8%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
令はそこでそれをまた里正りせいに催促して献上さした。市中の游侠児あそびにんい促織を獲るとかごに入れて飼い、値をせりあげて金をもうけた。
促織 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
など話しながら、足は疲労くたびれても、四方あたりの風景のいのに気も代って、漸々ようよう発光路に着いたのがその日の午後三時過ぎでありました。
山中さんちううらにて晝食ちうじき古代こだいそつくりの建場たてばながら、さけなることおどろくばかり、斑鯛ふだひ?の煮肴にざかなはまぐりつゆしたをたゝいてあぢはふにへたり。
熱海の春 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
よしとする。もし蠅の形に似せた新兵器があったとしたら……。そしてあの弁当屋の小僧が実は白軍のスパイだったとしたら……
(新字新仮名) / 海野十三(著)
そこで何処どこかの坊さんに頼んだそうだが、坊さんはいいすみがなければ書けぬと云うたそうで、字を書かぬなら墨を貸してくれと村の人達が墨を借りに来た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
『そら分りまんがな、ぢつきに。……カザがしますよつて、えカザや。……んぼ隱れなはつても、あきまへんで。』
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)