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煮肴
ふりがな文庫
“煮肴”の読み方と例文
読み方
割合
にざかな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にざかな
(逆引き)
山中
(
さんちう
)
江
(
え
)
の
浦
(
うら
)
にて
晝食
(
ちうじき
)
、
古代
(
こだい
)
そつくりの
建場
(
たてば
)
ながら、
酒
(
さけ
)
の
佳
(
か
)
なる
事
(
こと
)
驚
(
おどろ
)
くばかり、
斑鯛
(
ふだひ
)
?の
煮肴
(
にざかな
)
、
蛤
(
はまぐり
)
の
汁
(
つゆ
)
、
舌
(
した
)
をたゝいて
味
(
あぢは
)
ふに
堪
(
た
)
へたり。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
仏頂寺弥助は鍵屋の辻の荒木又右衛門といったような形で縁台に腰をかけ、諏訪湖の
煮肴
(
にざかな
)
を前に置いて、茶の代りに
一酌
(
いっしゃく
)
を試みている。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「新井田の方はあと廻わしだ」そう彼はまた独りごちて、
狸
(
たぬき
)
小路のいきつけの
蕎麦屋
(
そばや
)
にはいった。そして
煮肴
(
にざかな
)
一皿だけを取りよせて、熱燗を何本となく続けのみにした。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
煮肴(にざかな)の例文をもっと
(13作品)
見る
煮
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
肴
漢検準1級
部首:⾁
8画
“煮”で始まる語句
煮
煮染
煮焚
煮炊
煮〆
煮込
煮立
煮方
煮汁
煮団子
“煮肴”のふりがなが多い著者
国木田独歩
丘浅次郎
三遊亭円朝
伊藤左千夫
徳田秋声
中里介山
泉鏡太郎
有島武郎
泉鏡花
森鴎外