“煮汁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だし50.0%
あめ16.7%
にしる16.7%
にだし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いて身を取て俎板まないたで叩いて擂鉢すりばちでよくすっ玉葱たまねぎ山葵卸わさびおろしで摺込んで塩と味淋で味を付けてまたよく摺って煮汁だしを加えてドロドロにして
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
米のとぎ汁や残飯の入っている桶を持ってきてそれを豚桶に移したり、醤油工場しょうゆぐらからもらってきた大豆の煮汁あめをそれにまぜ合わせたりした。
大根の葉 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
食物くいものア江戸口で、おめえ塩の甘たっけえのを、江戸では斯う云ううめもん喰って居るからって、食物くいもなア大変八釜やかましい、鰹節かつぶしなどを山の様に掻いて、煮汁にしるを取って
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
剥いて蒸して別に煮汁にだしへ葛を引いてかけたのです。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)