“食物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たべもの30.3%
くいもの28.6%
しょくもつ16.6%
しよくもつ12.6%
くひもの6.9%
もの1.7%
かて1.1%
をしもの1.1%
くいもな0.6%
たべもつ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猩々はまた黙つて小娘のお喋舌に耳を傾けてゐたが、暫くすると、娘をいたはるやうに手に持つた食物破片をそつと呉れてやつた。
家の惣菜なら不味くても好いが、余所へ喰べに行くのは贅沢だから選択みをするのが当然であるというのが緑雨の食物哲学であった。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
まだ二三日は命ががれようというもの、それそれ生理心得草に、水さえあらば食物なくとも人はく一週間以上くべしとあった。
らば如何なる種類食物適當であるかと具體的實際問題になると、その解決面倒になる。熱國寒國では適否ふ。
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
かの小さき溪のなきところに一の蛇ゐたり、こは昔エーヴァに食物を與へしものとおそらくは相似たりしなるべし 九七—九九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「意外にみな元気だな。山上にもやっと木の芽や草がえてきたし、もう病人に与える青い食物にも事欠くまい」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いやとよ大王。大王もし空腹くて、食物を求め給ふならば、好き獲物をせん」「なに好き獲物とや。……そは何処に持来りしぞ」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
ふ間のあぢはひのみか食物は生きなんためか心して食へ
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
食物ア江戸口で、お塩の甘たっけえのを、江戸では斯う云う喰って居るからって、食物ア大変八釜しい、鰹節などを山の様に掻いて、煮汁を取って
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
丁度此時分此女が少し病気で、いとゞ不自由の中を十日りも寝て居りたから、母は折々私をつれてこの女を見舞ひ、私は母につけられて毎日のに参つて食物なども運んでやり升た。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)