“贅沢”の読み方と例文
旧字:贅澤
読み方割合
ぜいたく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あがはなの座布団に男女連れがかけていた。入って行った石川の方に振り向いた女の容貌や服装が、きわだって垢ぬけて贅沢ぜいたくに見えた。
牡丹 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
家の惣菜そうざいなら不味くても好いが、余所よそへ喰べに行くのは贅沢ぜいたくだから選択えりごのみをするのが当然であるというのが緑雨の食物くいもの哲学であった。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「三男坊のひやめしなもんですからね、こんな贅沢ぜいたくな芸当は習わして貰えなかったんです、済みませんが煎茶せんちゃにして下さいませんか」
半之助祝言 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)