“素封家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そほうか86.2%
ものもち13.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壽阿彌は高貴の家へも囘向(ゑかう)に往き、素封家(そほうか)へも往つた。刀自の識つてゐた範圍では、飯田町あたりに此人を請(しやう)ずる家が殊(こと)に多かつた。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
ある夏(なつ)のこと、男(おとこ)は、汗(あせ)をたらして、重(おも)い炭(すみ)だわらを二つずつおって、山(やま)をくだり、これを町(まち)のある素封家(そほうか)の倉(くら)へおさめました。
鐘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「脇本陣の素封家(ものもち)の、楢屋佐五衛門の一人娘、お浜という十九の初花に、想われて見りゃア九十郎だって魂フラフラになるだろうよ」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大阪市住吉区阿倍野筋一丁目に、山本照美と云う素封家(ものもち)の未亡人が住んでいた。其家(そこ)には三人の子供があって、長女を政子、長男を政重、次男を政隆と云っていた。
室の中を歩く石 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)