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『室の中を歩く石』
ふりがな文庫
『
室の中を歩く石
(
へやのなかをあるくいし
)
』
大阪市住吉区阿倍野筋一丁目に、山本照美と云う素封家の未亡人が住んでいた。其家には三人の子供があって、長女を政子、長男を政重、次男を政隆と云っていた。 その夏照美さんは、子供たちのために、庭へ小さな池を掘って数多金魚を入れたが、池の周囲が淋し …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
何人
(
たれ
)
乾
(
ほ
)
数多
(
たくさん
)
其家
(
そこ
)
周囲
(
まわり
)
妖石
(
ようせき
)
室
(
へや
)
彼
(
か
)