“数多”のいろいろな読み方と例文
旧字:數多
読み方(ふりがな)割合
あまた77.4%
たくさん17.4%
すうた1.5%
かずさは1.0%
あまたたび0.5%
いくら0.5%
おおく0.5%
かずおお0.5%
アマタ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“数多”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語15.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
もうもうと白い湯気が立ちこめて、数多あまたの女の肌が人魚のように混んでいるので、誰が誰とも分らないが、風呂へつかって、
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「その日にそなえ、西園寺家では、ひそかに数多あまたな番匠を入れ、数日前からお湯殿普請ぶしんなどいそがせておりまする」
数千匹もいるであろう数多たくさんの猿が、五六間さきの楢の木の根元に仕掛けた藤葛へすがりついてそれを引っ張っていた。
忘恩 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それは夏のゆうべ一人の秀才が庭の縁台えんだいの上で寝ていると、数多たくさんの蛍が来てもものあたりへ集まっていた。
馬の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
しかし榛軒が避けむと欲して避くることを得ずに出入した大名の家は、彼の輓詩を寄せた棚倉侯の外に数多すうたあつたことは勿論である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
浮世絵の板画が肉筆の画幅に見ると同じき数多すうたの色彩を自由に摺出すりいだし得るまでには幾多の階梯かいていを経たりしなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
御剣や御光添ひ、御璽みしるしやいや栄えに、数多かずさはの御鏡や勾玉や、さやさやし御茵みしとねや、照り足らはせ。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
御剣や御光添ひ、御璽みしるしやいや栄えに、数多かずさはの御鏡や勾玉や、さやさやし御茵みしとねや、照り足らはせ。
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
盲人めしい数多あまたたびかれの足下に叩頭ぬかづきたり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
想像して見ると不審の点は数多いくらもある。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ところで、今となれば御気づきでしょうが、僕は事件の関係者を映す心像鏡として、実は詩を用いました。そして、数多おおくの象徴をけておいたのです。つまり、それに合した符号なり照応なりを、徴候的に解釈して、それで心の奥底を知ろうとしました。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
かすかにひびく松風まつかぜひとつがわたくしにとりてどんなにも数多かずおおおも種子たねだったでございましょう! それは丁度ちょうど絵巻物えまきものひろげるように
花沢ノ古城、コレハ昔、小笠原肥前ガタテ籠リシ折、武田信玄、コノ城ヘ取懸トリカカリ、ヒト数多アマタ討タセ、勝利ヲ失ヒシ城也。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)