“数年”のいろいろな読み方と例文
旧字:數年
読み方割合
すねん69.2%
すうねん30.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくわが朝鮮事件に関せし有志者は、出獄後郷里の有志者より数年すねんの辛苦を徳とせられ、大抵たいてい代議士に撰抜せられて、一時に得意の世となりたるなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
数年すねん勉強の結果をむなしうして生涯二度の艱難辛苦かんなんしんくと思いしは大間違おおまちがいの話で、実際を見れば蘭と云い英と云うも等しく横文にして、その文法もほぼあい同じければ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
王子おうじはこういうあわれな有様ありさまで、数年すうねんあいだあてもなく彷徨さまよあるいたのち、とうとうラプンツェルがてられた沙漠さばくまでやってました。
数年すうねんのちには、そのまちはりっぱにできあがりました。そして、煙突えんとつからは、くろけむりながれていました。工場こうじょうや、製造場せいぞうじょうなどが、いくつもてられました。
塩を載せた船 (新字新仮名) / 小川未明(著)