“製造場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいぞうば75.0%
せいざうば12.5%
せいぞうじょう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日きょうて過ぎた寺の門、昨日きのう休んだ路傍ろぼうの大樹もこの次再び来る時にはかならず貸家か製造場せいぞうばになっているに違いないと思えば
長吉ちやうきちだ首を頷付うなづかせて、何処どこあてもなしに遠くをながめてゐた。引汐ひきしほ堀割ほりわりつないだ土船つちぶねからは人足にんそくが二三人してつゝみむかうの製造場せいざうばへとしきりに土を運んでゐる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
数年すうねんのちには、そのまちはりっぱにできあがりました。そして、煙突えんとつからは、くろけむりながれていました。工場こうじょうや、製造場せいぞうじょうなどが、いくつもてられました。
塩を載せた船 (新字新仮名) / 小川未明(著)