“看”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
93.0%
2.3%
かん1.7%
みと1.2%
0.6%
みる0.6%
みれ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七章十七、十八節の「人をいかなる者としてなんじこれを大にしこれを心に留め、朝ごとにこれをそなわし時わかずこれを試み給うや」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
御句に「都府楼ワズカニ 観音寺タヾ
しかもなほ力のきわまるを知らず、女子教育の必要を論じ、日本服の美的価値を論じ、内務省の牛乳取締令を論ず。ほとんど病人とは思はれざるのかんあり。
病中雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さびしい晩年には小説に筆を染められようとしたが、それも病のためにはかばかしからず、母堂にみとられてこの世を去った。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
〔凝リテ花ヲ成サザルハ霿淞ニ異ナリ/著来シテ物物おのオノ容ヲ異ニス/柳条ハ脆滑ニシテ蓴油ノゴトクなめラカナリ/松葉ハ晶瑩ニシテ蛛網ノゴトクヅ/氷柱四檐繖角ニ垂レ/真珠万点裘茸ニ結ブ/詩人何ゾ管セン休徴ノ事/奇景ノアタリニ驚ク老イニ至リテ逢フトハ〕あんズルニ曾南豊そうなんほうノ集中ニ霿淞むしょうノ詩アリ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
九二あつき心少しさめたらんには、夢わすれたるやうなるべしと、やすげにいふぞたのみなる。みる々露ばかりのしるしもなく、七日にしてむなしくなりぬ。
この尤もあはれに尤も悲しむべき破運の王(説者ヨブを某国の王なりと信ぜり)が味ひ得たりし事をみれば、天国の極意の至妙至真たる事を知るに難からじ。
各人心宮内の秘宮 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)