“看附”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつ33.3%
みつか33.3%
みつけ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは私にも未だきまらないが、兎に角差向いになりたい、是非なりたい、何か雪江さんの部屋へ行く口実はないか、口実は……と藻掻もがくけれど、生憎あいにく口実が看附みつからない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ふと雪江さんの座蒲団が眼にる……之れを見ると、何だか捜していた物が看附みつかったような気がして、卒然いきなり引浚ひっさらって、急いで起上たちあがって雪江さんの跡を追った。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
うちの横町の角迄来てくすぐッたいような心持になって、そッと其方角を観る。果してポチが門前へ迎えに出ている。私を看附みつけるや、逸散いっさんに飛んで来て、飛付く、める。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)