“生憎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいにく92.8%
あやにく4.6%
あひにく1.8%
あいに0.7%
なまいき0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かう云ふ問題が出たのですが、実を云ふと、生憎この問題に大分関係のありさうな岩野泡鳴氏の論文なるものを読んでゐません。
時に兄の利吒托鉢なしてを得んと城中に入りしが、生憎布施するものもなかりければ空鉢をもてらんとしけるが、にて弟に行遇ひたり。
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
談話が済むと、どんな人でもがついお鳥目をはずみたくなるものだが、生憎な事にモツアルトはその折懐中に少しも持合せてゐなかつた。
田中が郵便局へ息を切らしてついた時には生憎く、町の労働者風の男が、電報取扱口へ、十枚ばかりの頼信紙を出しているところであった。
頭と足 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
ジユウルは、自分の生憎な批評で恥入つて、頭を下げて、何にも云へませんでした。ポオル叔父さんは怒つてゐました。けれど、すぐ何んでもなくなりました。