“舐”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
83.3%
ねぶ9.2%
しゃぶ3.0%
しやぶ1.2%
なめ1.2%
しゃ0.9%
0.9%
なむ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“舐”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語7.4%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そして二品ふたしなばかりの料理をあつらえて、申しわけに持って来させたビイルを、めるようにちびちび飲んでいた。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
めたようなひょっとこ顔が馬鹿踊りに熱している。足拍子も口囃子くちばやしと一緒に、だんだん荒くなって来て、
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
例年れいねんごと季節きせつ洪水こうずゐ残酷ざんこく河川かせん沿岸えんがんねぶつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
その滑かな発音を、牛肉よりも一層うまい食物のように、舌で味わい、唾液だえきねぶり、そして唇に上せました。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
貧乏な人たちの子女が、わずかな金のために、身を縛られて、楼主といったような連中の餌食になって骨までしゃぶられていることです。
島原心中 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
帳場のすすけたラムプを模した電燈の蔭に、向うむきに坐った見すぼらしい鳥打帽の男がチビリチビリとストローをしゃぶっているほかには誰も居ない。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それも其筈、今朝九時頃に朝飯を食つてから、夕方に小野山の室で酒を飮んで鯣のあぶつたのをしやぶつたきりなのだ。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
それも其筈、今朝九時頃に朝飯を食つてから、夕方に小野山の室で酒を飲んで鯣のあぶつたのをしやぶつたきりなのだ。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
お幸も時子も茂子も小妻も鶴子も、まずそうになめるようにゆる/\と湯気の白くたつ粥をもてあつかっていた。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
如何どういうものだか、内でお祖母ばあさんがなめるようにして可愛がって呉れるが、一向嬉しくない。かえっ蒼蠅うるさくなって、出るなとめる袖の下を潜って外へ駈出す。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
と、人のすがたには見ながらも、自分も死馬の骨をしゃぶり、野鼠やそを喰い、木の皮、草の根まであさった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鬼のように思われた正座のお奉行様も、閻魔が飴をしゃぶったように、ニタリニタリと笑って居ります。
礫心中 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
義貞は口を渋った。まだいくらかの疑惑を二人へもつらしく、その人態にんていなどを眼でぶるがごとく見直すのだった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その荷物の間に挟まって、嬰児あかごは嬉々としていた。時々、米の粉の掻いたのや、練飴ねりあめぶらせて行く。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さながら君が心をなむるここちに。
失楽 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)