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舐
ふりがな文庫
“舐”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
な
84.5%
ねぶ
8.1%
しゃぶ
2.7%
なめ
1.2%
ね
1.2%
しやぶ
1.0%
しゃ
1.0%
なむ
0.2%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
な
(逆引き)
咲子は長い舌を出して、ぺろ/\小皿のお汁まで
舐
(
な
)
めて、きり/\した調子で皿や丼を台所へ持出した。そこへ電話のベルが鳴つた。
チビの魂
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
舐(な)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ねぶ
(逆引き)
「ハハハ。封印したビイドロ瓶の中味をば外から
舐
(
ねぶ
)
って、塩か砂糖か当てよという注文じゃけになあ。臭いさえわからぬものを……」
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
舐(ねぶ)の例文をもっと
(33作品)
見る
しゃぶ
(逆引き)
貧乏な人たちの子女が、わずかな金のために、身を縛られて、楼主といったような連中の餌食になって骨まで
舐
(
しゃぶ
)
られていることです。
島原心中
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
舐(しゃぶ)の例文をもっと
(11作品)
見る
▼ すべて表示
なめ
(逆引き)
熊手をあげて
我
(
わし
)
が口へ
柔
(
やはらか
)
におしあてる事たび/\也しゆゑ、
蟻
(
あり
)
の事をおもひだし
舐
(
なめ
)
てみれば
甘
(
あま
)
くてすこし
苦
(
にが
)
し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
舐(なめ)の例文をもっと
(5作品)
見る
ね
(逆引き)
「山伏どの、
干飯
(
ほしいい
)
が
炊
(
た
)
けました。味噌を
舐
(
ね
)
ぶって食うと
美味
(
うま
)
い、ここへ来て
召食
(
めしあ
)
がらぬか」と、いうのである。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
舐(ね)の例文をもっと
(5作品)
見る
しやぶ
(逆引き)
其
(
その
)
夜
(
よ
)
與吉
(
よきち
)
は
南
(
みなみ
)
の
女房
(
にようばう
)
から
薄荷
(
はくか
)
の
入
(
はひ
)
つた
駄菓子
(
だぐわし
)
を二つばかり
貰
(
もら
)
つた。
裏
(
うら
)
の
垣根
(
かきね
)
から
桑畑
(
くはばたけ
)
を
越
(
こ
)
えて
歩
(
ある
)
きながら
與吉
(
よきち
)
は
菓子
(
くわし
)
を
舐
(
しやぶ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
舐(しやぶ)の例文をもっと
(4作品)
見る
しゃ
(逆引き)
鬼のように思われた正座のお奉行様も、閻魔が飴を
舐
(
しゃ
)
ぶったように、ニタリニタリと笑って居ります。
礫心中
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
舐(しゃ)の例文をもっと
(4作品)
見る
なむ
(逆引き)
さながら君が心を
舐
(
なむ
)
るここちに。
失楽
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
舐(なむ)の例文をもっと
(1作品)
見る
舐
漢検1級
部首:⾆
10画
“舐”を含む語句
舌舐
横舐
油舐坊主
舐子
一舐
舐廻
口舐
舐犢
舐出
鬼舐頭病
面舐
足舐
舐物
舐殺
舐尽
総舐
御舐
塩舐
上舐
“舐”のふりがなが多い著者
吉川英治
山本周五郎
谷崎潤一郎
徳田秋声
中里介山
泉鏡花
泉鏡太郎
夏目漱石
三遊亭円朝
横光利一