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舐
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しやぶ
ふりがな文庫
“
舐
(
しやぶ
)” の例文
其
(
その
)
夜
(
よ
)
與吉
(
よきち
)
は
南
(
みなみ
)
の
女房
(
にようばう
)
から
薄荷
(
はくか
)
の
入
(
はひ
)
つた
駄菓子
(
だぐわし
)
を二つばかり
貰
(
もら
)
つた。
裏
(
うら
)
の
垣根
(
かきね
)
から
桑畑
(
くはばたけ
)
を
越
(
こ
)
えて
歩
(
ある
)
きながら
與吉
(
よきち
)
は
菓子
(
くわし
)
を
舐
(
しやぶ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それも其筈、今朝九時頃に朝飯を食つてから、夕方に小野山の室で酒を飮んで鯣の
焙
(
あぶ
)
つたのを
舐
(
しやぶ
)
つた
限
(
きり
)
なのだ。
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
母さまの たましひまで
舐
(
しやぶ
)
りつくしておしまひ。
忘春詩集:02 忘春詩集
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
それも其筈、今朝九時頃に朝飯を食つてから、夕方に小野山の室で酒を飲んで鯣の
焙
(
あぶ
)
つたのを
舐
(
しやぶ
)
つた
限
(
きり
)
なのだ。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
さうなつてからは
勘次
(
かんじ
)
は
竭
(
つ
)
きるまで
能
(
よ
)
く
燒
(
や
)
いた。
卯平
(
うへい
)
はむつゝりとして
額
(
ひたひ
)
に
深
(
ふか
)
く
刻
(
きざ
)
んだ
大
(
おほ
)
きな
皺
(
しわ
)
を
六
(
むづ
)
ヶ
敷相
(
しさう
)
に
動
(
うご
)
かしては
堅
(
かた
)
い
餅
(
もち
)
を
舐
(
しやぶ
)
つた。
卯平
(
うへい
)
の
膳
(
ぜん
)
には
冷
(
つめ
)
たく
成
(
な
)
つた
餅
(
もち
)
が
屹度
(
きつと
)
残
(
のこ
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
卯平
(
うへい
)
は、まだ
菓子
(
くわし
)
を
舐
(
しやぶ
)
りながら
隱
(
かく
)
れるやうにして
居
(
ゐ
)
る
與吉
(
よきち
)
を
見
(
み
)
て
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
舐
漢検1級
部首:⾆
10画
“舐”を含む語句
舌舐
横舐
油舐坊主
舐子
一舐
舐廻
口舐
舐犢
舐出
鬼舐頭病
面舐
足舐
舐物
舐殺
舐尽
総舐
御舐
塩舐
上舐