“薄荷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はっか75.0%
はくか12.5%
はつか7.5%
ペパミント2.5%
ペパーミント2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たけなす薔薇ばら、色鮮やかな衝羽根朝顔つくばねあさがお、小さな淡紅色ときいろの花をつけた見上げるようなたばこ叢立むらだち、薄荷はっか孔雀草くじゃくそう凌霄葉蓮のうぜんはれん、それから罌粟けし
亞米利加あめりか薄荷はくか鐵線蓮かざぐるま留紅草るこうさう、もつと優しい鳩のやうな肉よりも、おまへたちの方がわたしはすきだ。ほろんだ花よ、むかしの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
永山ながやま比布ぴつぷ蘭留らんると、眺望ながめは次第に淋しくなる。紫蘇しそともつかず、麻でも無いものを苅つて畑に乾してあるのを、車中の甲乙たれかれが評議して居たが、薄荷はつかだと丙が説明した。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
羸弱ひよわな役人の腹は薄荷ペパミント酒の空壜あきびんのやうな恰好になつた。
たった三十分ばかり前のことですが、二人連れの坊さんがお見えになって薄荷ペパーミントを少しばかりお買いになって行ったのです。