“淡紅色”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ときいろ68.0%
たんこうしょく18.0%
ももいろ4.0%
うすあかいろ2.0%
うすくれない2.0%
うすべにいろ2.0%
たんこうしよく2.0%
ピンク2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“淡紅色”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術史 美術史40.0%
自然科学 > 植物学 > 植物学8.3%
文学 > 英米文学 > 小説 物語3.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
モウ五六間も門口の瓦斯燈から離れてよくは見えなかつたが、それは何か美しい模樣のある淡紅色ときいろ手巾ハンカチであつた。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
その女は紫の着物を着て淡紅色ときいろの袖口で顔をおほうて居たが、彼女の前に来て、ふっと驚いたやうに目を見開いた。
青白き夢 (新字旧仮名) / 素木しづ(著)
「わたし、カーネーションがきよ。」と、かたすみにあった淡紅色たんこうしょくはな目指めざしていいました。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
橙色になったと思っているうちに、今度は淡紅色たんこうしょくに変った。——ここに於て、私は万事を察した。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
戻って柳橋の袂を往復ゆきかえりして、淡紅色ももいろ洋脂ぺんきが錆にはげた鉄欄の間から、今宵は神田川へ繋り船のかみさんが、桶をふなばたへ載せて米を磨いで居る背中に
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
男ひとりが女の道でござりまするか、もちろん、それでわたしも決めました、決めたとは誰を、誰でもない山村の若旦那俊雄さまとあにそれこうでもなかろうなれど機を見て投ずる商い上手俊雄は番頭丈八が昔語り頸筋元くびすじもとからじわと真に受けお前には大事の色がと言えばござりますともござりますともこればかりでも青と黄とちゃ淡紅色ももいろ襦袢じゅばんの袖突きつけられおのれがと俊雄が思いきって引き寄せんとするをお夏は飛び退きその手は頂きませぬあなたには小春さんがと起したり倒したり甘酒進上の第一義俊雄はぎりぎり決着ありたけの執心をかきむしられ何の小春が、必ずと畳みかけてぬしからそもじへ口移しの酒が媒妁なかだちそれなりけりの寝乱れ髪を口さがないが習いの土地なれば小春はお染の母を学んで風呂のあがり場から早くも聞き伝えた緊急動議あなたはやと千古不変万世不朽のむなづくし鐘にござる数々のうらみを特に前髪に命じて俊雄の両のひざたたきつけお前は野々宮のと勝手馴れぬ俊雄の狼狽うろたえるを
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
黄金色こがねいろのものではしなのきんばい、みやまきんぽうげ、しろくておほきな、うめはなたものにははくさんいちげ、淡紅色うすあかいろのいはかゞみ、かわいらしいみやまをだまきなど澤山たくさん種類しゆるいがあります。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
この一つより立つ煙ほそぼそと天にのぼれば、淡紅色うすくれないかすみにつつまれて乙女おとめの星先に立ち静かに庭に下れり。
(新字新仮名) / 国木田独歩(著)
その広野こうやあお着物きものをきて、あたま淡紅色うすべにいろぬのをかけて、かおかくし、しろうまって馬子まごかれながら、とぼとぼとやまほうしてゆくおんながありました。
生きた人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
バルタザルが館の正面は白塗で、それに大さの違ふ淡紅色たんこうしよくの大理石で刻んだロゼツトが二つ嵌めてあつた。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)