“淡紅梅”の読み方と例文
読み方割合
うすこうばい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶々は、淡紅梅うすこうばいたもとに、鉢の木帯のふさを、優雅に結び垂れていた。中の姫は、刺繍ししゅうの大模様の袖に、臙脂えんじの帯。末の姫も劣らぬよそおいに、それぞれ小さな金の鈴に、伽羅きゃらの匂い袋も提げていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)