“淡色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすいろ90.0%
あわいろ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏なので、白絹すずしにちかい淡色うすいろうちぎに、羅衣うすものの襲ね色を袖や襟にのぞかせ、長やかな黒髪は、その人の身丈ほどもあるかとさえ思われた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
薄明うすあかりのデリケートな銀色の月のように、美くしい明るい灰色の彼の衣裳を淡色うすいろやまたは豊かな影に替えて、彼は日に六度しかも着物を替えた。
ほっそりしたくびの根や、奇麗きれいな両手や、白いプラトークの下からのぞいているやや乱れた淡色あわいろ金髪きんぱつや、その半ばねむった利口そうなもとや、その睫毛まつげや、その下にあるつややかなほおなどを
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)