“淡緑色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんりよくしよく50.0%
たんりょくしょく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとへば日比谷公園ひゞやこうえんよこ道路どうろや、青山赤坂通あをやまあかさかどほりなどにゑてあるすゞげたようなのなる並木樹なみきぎとして立派りつぱなすゞかけのは、あかるい淡緑色たんりよくしよくをしてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
まへ落葉濶葉樹らくようかつようじゆ淡緑色たんりよくしよくうつくしいのにはんして、こゝでは針葉樹しんようじゆ暗緑色あんりよくしよくで、はやしなか濕氣しつきおほく、またしたにはかげへるえてゐるほかに蘚苔類こけるい澤山たくさんえてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
今その最も良好なるものを見るに二代歌麿の板画よりもかへつてよく先代歌麿の面影を忍ばしむ。その色彩も黒色こくしょく淡紅色たんこうしょくとに対して淡緑色たんりょくしょくまたは黄色こうしょくを調和せしむる所ときとして清長を連想せしむ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)