“横”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
よこた54.0%
よこ34.0%
よこたわ5.7%
よこたは2.9%
よこぎ1.1%
ヨコタ0.7%
0.5%
つもり0.2%
ほしいまま0.2%
よぎ0.2%
(他:2)0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“横”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)7.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.7%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行6.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
厚い舌をだらりと横に出した顔だけの皮を残して、馬はやがて裸身はだかみにされてわらの上に堅くなってよこたわった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
海は昨日荒れた事も、もうけろりと忘れたように、蒼々あおあおなごんだ右舷の向うへ、済州島の影をよこたえている。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
大根だいこよこいくつかにつて、さらにそれをたてつて短册形たんざくがたきざむ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
で、ひだりすみ屋臺やたいよこにしたところで、年配ねんぱい老爺おとつさんと、おばあさん。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その天井の、ちょうど女の屍体がよこたわっている真上まうえおぼしい箇所に、小さな、黒いが見えていたのだ。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わたくし衣服ゐふくあらためて寢臺ねだいよこたわつたが、何故なぜすこしもねぶられなかつた。
大暗礁だいあんせうまた海礁かいせうよこたはつて塲所ばしよかぎつてさうだ。
そこ大海礁だいかいせうよこたは波上はじやうにでも差懸さしかかつたときかぜごときた
霧は林をかすめて飛び、道をよこぎつて又た林に入り、真紅しんくに染つた木の葉は枝を離れて二片三片馬車を追ふて舞ふ。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
人車じんしや軌道きだうむら上端じやうたんよこぎつてる。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
八つの声が答へて、彼等は訓練せられた所作のやうに、タチマチ一度に、草の上にクツロぎ、フタタビ杖をヨコタへた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
たとへば、俤に見たお人には逢はずとも、その俤を見た山の麓に来て、かう安らかに身をヨコタへて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
狼狽した色が武蔵の顔をぎった。垣の隙間からその人の姿がわかった。——門内の坂を駈けおりて来たのは若い女なのである。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この時、無窮と見えた雲の運動は止まって、踏むさえ惜しい黄金の土地の上を、銀色の川がぎって、池の菱の花は、静かに、その瞼を閉ざすのである。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
——兼てお前は別家させるつもりで、小石川の地所も公債の二万円と云ふものも、既にお前の名義に書き換へて置いたのだが、嫁に行くも婿むこを取るも同じことだ、——今こそだ大佐だが、薩州出身で未来の海軍大臣とまでのぞみしよくされて居る松島だから
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「去年は倭奴わど上海をおびやかし、今年は繹騒えきそう姑蘇こそのぞむ。ほしいままに双刀を飛ばし、みだりにを使う、城辺の野草、人血まみる」。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その時ふっと物影が彼女の顔をよぎった。かの青年がやって来てじっと彼女を見ているのであった。軽く咎むるような心地の眼付でその顔を見返すと青年はこう云った。
湖水と彼等 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
電信の柱長く、ななめに太き影のよことうたるに、ふと立停たちどまりて、やがてまたぎ越えたれば、鳥の羽音して、高く舞い上れり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
とばかり寂しく笑いぬ。煙管きせるは火鉢によことうたり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ソノ真下に涅槃仏ネハンブツのやうな姿にヨコタハつてゐるのが麻呂子山マロコヤマだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
岩牀イハドコの上に、フタタビ白々とヨコタハつて見えるのは、身じろきもせぬからだである。唯その真裸な骨の上に、鋭い感覚ばかりが活きてゐるのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)