“横啣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よこぐわ70.0%
よこくわ10.0%
よこくはえ10.0%
よこぐわえ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誇りかな気軽い態度で、バットを横啣よこぐわえにしいしい、持場持場についている職工たちの白い呼吸を見まわした。
怪夢 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その上に顎を載せて、長い葉巻を横啣よこくわえにしながら、ニヤニヤと私の顔をのぞき込んだ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それもさ、きざんだのではないで、一本いつぽんぎりにしたらうといふ握太にぎりぶとなのを横啣よこくはえにしてやらかすのぢや。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
愚哉おろか々々、これ黙らっせえ、たいらの捨吉、なんじ今頃この処にきたって、憎まれ口をきくようじゃあ、いかさまいろがえものと見える。」と説破せっぱ一番して、五助はぐッとまた横啣よこぐわえ
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)