“横合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よこあい75.0%
よこあひ12.5%
よこあ10.4%
よこつちよ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとのものを横合よこあいからとるようなことが多い。実にふんがいにたえない。まだ世界は野蛮やばんからぬけない。けしからん。くそっ。ちょっ。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そのときりて小鳥ことりをびつくりさせるものは、きふ横合よこあひから飛出とびだ薄黒うすぐろいものと、たか羽音はおとでもあるやうなプウ/\うなつておとです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
二人ふたりは、みせまえをはなれると、しました。ちょうどそのとき、横合よこあいから、演習えんしゅうにいった兵隊へいたいさんたちがみちをさえぎりました。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ある婦人が市街まちを歩いてゐると、一人の男が横合よこつちよから飛び出して来て、じつと婦人をんなの顔を見てゐたが、しばらくすると黙つて婦人の跡をつけた。婦人は立ち止つた。