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横合
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よこあ
ふりがな文庫
“
横合
(
よこあ
)” の例文
二人
(
ふたり
)
は、
店
(
みせ
)
の
前
(
まえ
)
をはなれると、
駈
(
か
)
け
出
(
だ
)
しました。ちょうどそのとき、
横合
(
よこあ
)
いから、
演習
(
えんしゅう
)
にいった
兵隊
(
へいたい
)
さんたちが
道
(
みち
)
をさえぎりました。
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こうしてせっかく
手
(
て
)
に
入
(
い
)
れかけた
狐
(
きつね
)
を
横合
(
よこあ
)
いから
取
(
と
)
られてしまったのですから、
悪右衛門
(
あくうえもん
)
はくやしがって、やたらに
保名
(
やすな
)
を
憎
(
にく
)
みました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
横合
(
よこあ
)
いから飛びだしゃあがって、なにをてめえなんぞの知ったことか。
利
(
き
)
いたふうな
文句
(
もんく
)
をつける
以上
(
いじょう
)
は、この
喧嘩
(
けんか
)
を買ってでるつもりか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私は年をとり気力がすでに衰えて、そう多量の仕事を分担することが許されぬが、
稲作
(
いなさく
)
の問題だけは、是からもなお
些
(
すこ
)
しずつ考えて行き、必要とならば
横合
(
よこあ
)
いから口を
挟
(
はさ
)
んでみようとしている。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
横合
(
よこあ
)
いから投げ
独楽
(
ごま
)
をすくい
奪
(
と
)
った
紅
(
あか
)
い
棒
(
ぼう
)
と見えたのは、
朱漆
(
しゅうるし
)
をといだ九
尺
(
しゃく
)
柄
(
え
)
の
槍
(
やり
)
であった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
そこへ
折
(
おり
)
よく
童子
(
どうじ
)
めが
来合
(
きあ
)
わせて、
横合
(
よこあ
)
いから
手柄
(
てがら
)
を
奪
(
うば
)
っていったのでございます。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ふいに
不遠慮
(
ぶえんりょ
)
な一ぴきが
横合
(
よこあ
)
いから、その
金魚
(
きんぎょ
)
をつつきました。
水盤の王さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あいついかに
横着者
(
おうちゃくもの
)
とはいえ、まだ子供は子供、きっと独楽をもどして
欲
(
ほ
)
しさに、なにもかもしゃべりだすにちがいない——と考えたので、
大人
(
おとな
)
げないが、
横合
(
よこあ
)
いからさらってきた
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
横
常用漢字
小3
部首:⽊
15画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“横”で始まる語句
横
横町
横柄
横面
横着
横浜
横川
横臥
横腹
横手