“稲作”の読み方と例文
読み方割合
いなさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本の稲作いなさく灌漑かんがい様式は、その発達の跡にかんがみて、明らかに四段階に分かれており、しかも現在なおこの四つの型がならび存している。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
又この水を田に引くと稲作いなさくに害があるので、百姓にとつて此の川は一つの毒川だとつてよい。これを酢川すかは何時いつの頃からか名づけて来た。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
庄内は稲作いなさくの盛な所ですから、藁工品が多く、中に優れたもののあるのは申すまでもありません。特に藁沓わらぐつには様々な形のがあって見事な作り方を示します。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)