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『水盤の王さま』
ふりがな文庫
『
水盤の王さま
(
すいばんのおうさま
)
』
去年の寒い冬のころから、今年の春にかけて、たった一ぴきしか金魚が生き残っていませんでした。その金魚は友だちもなく、親や、兄弟というものもなく、まったくの独りぼっちで、さびしそうに水盤の中を泳ぎまわっていました。 「兄さん、この金魚は、ほんと …
著者
小川未明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「時事新報」1921(大正10)年7月31日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
幾日
(
いくちに
)
生
(
う
)
急
(
いそ
)
斑
(
ぶち
)
方
(
がた
)
横合
(
よこあ
)
止
(
と
)
中
(
なか
)
兄
(
あに
)
入
(
はい
)
去年
(
きょねん
)
声
(
ごえ
)
夜
(
よる
)
寸
(
ずん
)
強
(
つよ
)
新
(
あたら
)
方
(
ほう
)
日
(
にち
)
明
(
あか
)
有
(
あ
)
生
(
い
)
空
(
から
)
跳
(
おど
)
間
(
あいだ
)
音
(
おと
)
馳
(
か
)
一月
(
ひとつき
)
下
(
した
)
中
(
うち
)
今年
(
ことし
)
今度
(
こんど
)
仲間
(
なかま
)
元気
(
げんき
)
兄
(
にい
)
兄弟
(
きょうだい
)
先頭
(
せんとう
)
光
(
ひかり
)
入
(
い
)
冬
(
ふゆ
)
出
(
で
)
前
(
まえ
)
友
(
とも
)
取
(
と
)
呼
(
よ
)
喜
(
よろこ
)
売
(
う
)
変
(
か
)
夜店
(
よみせ
)
大
(
おお
)
天下
(
てんか
)
妹
(
いもうと
)
威張
(
いば
)
子供
(
こども
)
家
(
うち
)
寄
(
よ
)
寒
(
さむ
)
小
(
ちい
)
帰
(
かえ
)
度
(
ど
)
弟
(
おとうと
)
弱
(
よわ
)
後
(
あと
)
思
(
おも
)
怠
(
おこた
)
悠々
(
ゆうゆう
)
慣
(
な
)
憎
(
にく
)
戸口
(
とぐち
)
換
(
か
)
放
(
はな
)
日
(
ひ
)
早
(
はや
)
春
(
はる
)
暮
(
く
)
月
(
つき
)
末
(
すえ
)
楽
(
たの
)
様
(
さま
)
横道
(
よこみち
)
歩
(
ある
)
死
(
し
)
残
(
のこ
)
殺
(
ころ
)
母
(
かあ
)
毎日
(
まいにち
)
毎晩
(
まいばん
)
気
(
き
)
気遣
(
きづか
)
水
(
みず
)
水盤
(
すいばん
)
水面
(
すいめん
)
泳
(
およ
)
照
(
て
)
煮
(
に
)
独
(
ひと
)
王
(
おう
)
留守
(
るす
)
相手
(
あいて
)
立
(
た
)
答
(
こた
)