水盤の王さますいばんのおうさま
去年の寒い冬のころから、今年の春にかけて、たった一ぴきしか金魚が生き残っていませんでした。その金魚は友だちもなく、親や、兄弟というものもなく、まったくの独りぼっちで、さびしそうに水盤の中を泳ぎまわっていました。 「兄さん、この金魚は、ほんと …
作品に特徴的な語句
幾日いくちに いそ ぶち がた 横合よこあ なか あに はい 去年きょねん ごえ よる ずん つよ あたら ほう にち あか から おど あいだ おと 一月ひとつき した うち 今年ことし 今度こんど 仲間なかま 元気げんき にい 兄弟きょうだい 先頭せんとう ひかり ふゆ まえ とも よろこ 夜店よみせ おお 天下てんか いもうと 威張いば 子供こども うち さむ ちい かえ おとうと よわ あと おも おこた 悠々ゆうゆう にく 戸口とぐち はな はや はる つき すえ たの さま 横道よこみち ある のこ ころ かあ 毎日まいにち 毎晩まいばん 気遣きづか みず 水盤すいばん 水面すいめん およ ひと おう 留守るす 相手あいて こた