“水盤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいばん64.3%
すゐばん28.6%
てうづばち7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その金魚きんぎょともだちもなく、おやや、兄弟きょうだいというものもなく、まったくのひとりぼっちで、さびしそうに水盤すいばんなかおよぎまわっていました。
水盤の王さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたり精神せいしんてる神經系しんけいけいは、最後さいご纖維せんゐいたまでたがひつて出來できあがつてゐた。彼等かれらおほきな水盤すゐばんおもてしたたつた二てんあぶらやうなものであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
一妓ひとりのぎ社のうしろに入りて立かへり石の水盤てうづばちかれたる水をわづかすくひあらひしはたれりしならん。