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水盤
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すゐばん
ふりがな文庫
“
水盤
(
すゐばん
)” の例文
二人
(
ふたり
)
の
精神
(
せいしん
)
を
組
(
く
)
み
立
(
た
)
てる
神經系
(
しんけいけい
)
は、
最後
(
さいご
)
の
纖維
(
せんゐ
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
、
互
(
たがひ
)
に
抱
(
だ
)
き
合
(
あ
)
つて
出來
(
でき
)
上
(
あが
)
つてゐた。
彼等
(
かれら
)
は
大
(
おほ
)
きな
水盤
(
すゐばん
)
の
表
(
おもて
)
に
滴
(
した
)
たつた二
點
(
てん
)
の
油
(
あぶら
)
の
樣
(
やう
)
なものであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
前に説明した通り客間は食堂よりも二段高くなつてゐたが、部屋の内に一二
碼
(
ヤード
)
後方に置かれた
段構
(
だんがま
)
への上段に大きな大理石の
水盤
(
すゐばん
)
が据ゑてあるのが見えた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
平次はその人達の視線に送られて、上州屋の離屋——昨夜勇次郎が殺された部屋の前まで行くと、さゝやかな池のほとりに据ゑた、不似合に大きな青銅の
水盤
(
すゐばん
)
に氣が付きました。
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其處
(
そこ
)
で
相談
(
さうだん
)
をして
水盤
(
すゐばん
)
の
座
(
ざ
)
へ……も
些
(
ちつ
)
と
大業
(
おほげふ
)
だけれども、まさか
缺擂鉢
(
かけすりばち
)
ではない。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
尊
(
たふと
)
いあすこの
水盤
(
すゐばん
)
へ
乘
(
の
)
つてみたなら
嘸
(
さぞ
)
よからう。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
鴿
(
はと
)
あり、めぐし、かたへの
水盤
(
すゐばん
)
より
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
水盤
(
すゐばん
)
の
黄
(
き
)
なるさざめき
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ささげておもふ、
水盤
(
すゐばん
)
に
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
そなたの移した
水盤
(
すゐばん
)
に
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
水盤
(
すゐばん
)
に
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
“水盤”の意味
《名詞》
水を張り花を生けたり盆石をいれたりするための浅い器。
(出典:Wiktionary)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
盤
常用漢字
中学
部首:⽫
15画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶