“纖維”の読み方と例文
新字：繊維
読み方割合
せんゐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人（ふたり）の精神（せいしん）を組（く）み立（た）てる神經系（しんけいけい）は、最後（さいご）の纖維（せんゐ）に至（いた）る迄（まで）、互（たがひ）に抱（だ）き合（あ）つて出來（でき）上（あが）つてゐた。彼等（かれら）は大（おほ）きな水盤（すゐばん）の表（おもて）に滴（した）たつた二點（てん）の油（あぶら）の樣（やう）なものであつた。
門 (旧字旧仮名) ／ 夏目漱石(著)