“繊維”のいろいろな読み方と例文
旧字:纖維
読み方割合
せんい57.1%
すじ28.6%
せんゐ7.1%
センイ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが不思議なことには、一番細い繊維せんいを使って、感度を極端きょくたんにあげた象限電位計が、ここでは、半年もすると誰にでも使えるようになるのであった。
実験室の記憶 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
晃平が、先刻、未だ日の暮れないうち、朝飯の菜にとて、山款冬やまふき数十茎を折って来たのを、みんなして、退屈しのぎに、繊維すじを抜いては、鍋へ投げ入れる。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
酸敗えかかつたとちの葉の繊維せんゐ蛞蝓なめくじ銀線ぎんせんを曳き
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
繊維センイだけでできてゐるのではあるまいか