“極端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょくたん55.0%
きよくたん35.0%
いやはし5.0%
はずれ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死に至るまでかわらなかった・極端きょくたんに求むる所の無い・純粋じゅんすいな敬愛の情だけが、この男を師の傍に引留めたのである。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
たゞさへ神仙しんせん遊樂ゆうらくきやうこと私共わたくしどもは、極端きよくたんなる苦境くきやうから、この極端きよくたんなる樂境らくきやう上陸じやうりくしたこととて、はじめはみづかゆめでないかとうたがはるゝばかり。
斯くて我はたゞひとりさらに第七のひとや極端いやはしをあゆみて悲しみの民坐したるところにいたれり 四三—四五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
さていよいよ猟場に踏み込むと、猟場は全くみさき極端はずれに近い山で雑草荊棘けいきょくい茂った山の尾の谷である。僕は始終今井の叔父さんのそばを離れないことにした。
鹿狩り (新字新仮名) / 国木田独歩(著)