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極端
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きょくたん
ふりがな文庫
“
極端
(
きょくたん
)” の例文
死に至るまで
渝
(
かわ
)
らなかった・
極端
(
きょくたん
)
に求むる所の無い・
純粋
(
じゅんすい
)
な敬愛の情だけが、この男を師の傍に引留めたのである。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
ところが不思議なことには、一番細い
繊維
(
せんい
)
を使って、感度を
極端
(
きょくたん
)
にあげた象限電位計が、ここでは、半年もすると誰にでも使えるようになるのであった。
実験室の記憶
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
山の手の
某所
(
ぼうしょ
)
に住んでるある
華族
(
かぞく
)
の老婦人が、非常に
極端
(
きょくたん
)
な西洋嫌いで、何でも
舶来
(
はくらい
)
のものやハイカラなものは、一切『西洋
臭
(
くさ
)
い』と言って使用しない。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
「あるいは、そういうことになるかもしれないね。
極端
(
きょくたん
)
にいうと、十時起床ということになるかもしれない。」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
「なぜだか、われわれには、まだ分っていない。自分たちの姿をわれわれに見せることを
極端
(
きょくたん
)
にきらっているのだろうが、なぜそうなんだか
見当
(
けんとう
)
がつかない」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「しかも、この紳士は、
極端
(
きょくたん
)
なくらい不自然に、四本指の右手を隠しているではないか! そういえば、車室にはいって来た時の態度からして、とてもおかしい!」
香水紳士
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
退学ということが両親兄弟を
極端
(
きょくたん
)
に失望せしめ、一家将来の生活上に困難を来たし、一方には自分の
栄誉
(
えいよ
)
それにともなう希望などが、根底より
破壊
(
はかい
)
せらるるように考え来たり候えば
廃める
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
親方があまりはげしくおこらないとき、または他人をすこし
愚弄
(
ぐろう
)
(ばかにする)しかけるときするくせで、まったくかれはそのイタリア風の
慇懃
(
いんぎん
)
(ばかていねい)を
極端
(
きょくたん
)
に
用
(
もち
)
いていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
だから物を
浪費
(
ろうひ
)
しないことは大切なことなのだ。但し穀作や何かならばそんなにひどく虫を殺したりもしないのだ。
極端
(
きょくたん
)
な例でだけ比較をすればいくらでもこんな変な議論は立つのです。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
甲に対してこう
勝
(
まさ
)
るとか、あるいは彼らのたがいの短所がどこにあるとか、すこぶる冷淡に論じて、たまたま議論が
極端
(
きょくたん
)
に走って、
容易
(
ようい
)
ならぬ結果に
陥
(
おちい
)
るかと思えば、政治論はそれだけで
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
能
(
よ
)
くその士気を
振
(
ふる
)
うて
極端
(
きょくたん
)
の
苦辛
(
くしん
)
に
堪
(
た
)
えしむるの術あるべきや。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
極
常用漢字
小4
部首:⽊
12画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“極”で始まる語句
極
極楽
極意
極々
極印
極彩色
極道
極月
極度
極力