“某所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうしょ91.7%
そこ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは椋島むくじま技師が陸軍大臣と打合わせた手筈てはずにより、投獄と世間をいつわって実はひそかに某所ぼうしょで作りあげたフォルデリヒト解毒げどく瓦斯であった。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
なんとなれば同級生が若干じゃっかん某所ぼうしょに務めているから若干じゃっかんというのが普通の標準であって、個人々々の特長の有無のごとき問題は計算にれぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
テーブルの上には積木細工の様に煙草を盛上げたり、食料品の缶詰が金字塔ピラミッド型に積重なったりして居た。彼は其辺を一ト渡り見渡して、女の方へ眼を移した。が、某所そこには女の影も見られなかった。
偽刑事 (新字新仮名) / 川田功(著)