“金字塔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ピラミッド40.0%
ピラミット20.0%
きんじとう10.0%
ピラミツト10.0%
ピラミツド10.0%
ピラミド10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無論算哲博士に、考古学の造詣ぞうけいがなけりゃ問題にはしないけれども、この形と符合するものが、ナルマー・メネス王朝あたりの金字塔ピラミッド前象形文字の中にある。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
寺を圍んで蓊鬱こんもりとした杉の木立の上には、姫神山が金字塔ピラミットの樣に見える。午後の日射は青田の稻のそよぎを生々照して、有るか無きかの初夏の風が心地よく窓に入る。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
故郷ハンガリーの舞踏曲をり入れて作った、十九曲の「ハンガリー狂詩曲」は実に燦然さんぜんたる傑作で、ピアノ音楽の上の雄大なる金字塔きんじとうの一つとも言うべきであろう。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
其青田を貫いて、このの横から入つた寺道が、二町許りを真直ましぐらに、宝徳寺の門に隠れる。寺を囲んで蓊欝こんもりとした杉の木立の上には、姫神山が金字塔ピラミツトの様に見える。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
新世あらたよ金字塔ピラミドならし
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)