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蓊欝
ふりがな文庫
“蓊欝”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こんもり
58.3%
おううつ
16.7%
をううつ
16.7%
おうゝつ
8.3%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんもり
(逆引き)
津田は返事をする前に、まず小林の様子を
窺
(
うかが
)
った。彼らの右手には高い土手があって、その土手の上には
蓊欝
(
こんもり
)
した
竹藪
(
たけやぶ
)
が一面に
生
(
お
)
い
被
(
かぶ
)
さっていた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蓊欝(こんもり)の例文をもっと
(7作品)
見る
おううつ
(逆引き)
そこらは、もう
高台寺
(
こうだいじ
)
の境内に近いところで、
蓊欝
(
おううつ
)
とした松の木山がすぐ眉に迫り、節のすなおな、真青な竹林が家のうしろに続いていたりした。
黒髪
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
蓊欝(おううつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
をううつ
(逆引き)
わが筆も亦た何物ぞ。言ふ
勿
(
なか
)
れ、
蓊欝
(
をううつ
)
たる森林、幾百年に亘りて巨鷲を宿らすと。言ふ勿れ、豊公の武威、幾百世を蓋ふと。
嗟
(
あゝ
)
何物か
終
(
つひ
)
に尽きざらむ。何物か終に滅せざらむ。
富嶽の詩神を思ふ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
蓊欝(をううつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
おうゝつ
(逆引き)
路は薄暮に近き山間を縫ひて、
杉樹
(
さんじゆ
)
の
蓊欝
(
おうゝつ
)
と繁茂せるところ、
髣髴
(
はうふつ
)
として一大奇景の眼下に
横
(
よこたは
)
れるを見る。されど崖高く、四邊深黒にして容易に之を辨ずる能はず。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
蓊欝(おうゝつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
蓊
部首:⾋
13画
欝
部首:⽊
25画
“蓊”で始まる語句
蓊鬱
蓊乎
蓊
蓊匌
蓊然
“蓊欝”のふりがなが多い著者
近松秋江
北村透谷
夏目漱石
石川啄木
佐々木邦
田山花袋