“蓊乎”の読み方と例文
読み方割合
こんもり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
窓から顏を出すと、行手に方つて蓊乎こんもりとして木立が見え、大きい白いペンキ塗の建物も見えた。間もなく其建物の前を過ぎて、汽車は札幌驛に着いた。
札幌 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
う札幌に着くのかと思つて、時計を見ると一時を五分過ぎてゐた。窓から顔を出すと、行手にあたつて蓊乎こんもりとした木立が見え、大きい白ペンキ塗の建物も見えた。
札幌 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)